TULALA ツララ トリュテ ソルシエ52UL を買うならWILD-1

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TULALA ツララ

TULALA ツララ トリュテ ソルシエ52UL

¥43,780
(税抜 ¥39,800)

ポイント:3980pt

商品コード:4582210730329

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特徴

『そこで悩まなくていい』のコンセプトを追求

‘Sorcier 52UL「ソルシエ52UL」’

渓流スピニングにおいて必要な性能は、アングラーのスタイルによって異なります。
近年の流行は、ラインの進化もあって、主にトウィッチレスポンスなどを考慮したセンシティブなものが多くなり、使うルアー、スタイルへの指向性を絞ってしまうようになりました。
例えばPEとシンキングミノーの組み合わせ、などその方向に関しては、非常に素晴らしいものがこの10年で見ても数多く登場しています。
しかしながら特化することによって、使えないことはない、けれど偏ってフックアウトが多いルアー、フックが出て来たように感じます。
もう一つ、ルアーフックの多様性。
これはトレブルなら気にしなくてもよいのですが、ひと昔前とは異なり、様々な価値観からシングルフックの種類も増え、それぞれの軸径や形状によりフッキングスタイルを変える必要が起きるほどの多種多様なフックが登場し、他の釣りよりもアングラーを悩ませています。

 なんてことのない話、それは釣り場が渓流だからです。渡れるほど浅くなったと思えば突然の深い淵、砂防ダムから突然の激流に合流点、さらにはワンキャスト内でもめまぐるしく有効水深が切り変わる。こんな狭い森の中にとんでもなく沢山のシチュエーションが詰まった釣り場に、専門性の高い竿では手出しができない場所が数多く生まれてしまうのです。
そんな中ソルシエ52ULは、少し鈍め、昔のテイストを追求しました。
ラインやフックなどの多岐に渡るシステムの違い、シチュエーション変化に対して、『そこで悩まなくていい』がコンセプト。

スプーンからミノーへと、一投でチェンジできるルアーの幅、今日はじっくり行こう、今日は手早く登ろう、といったスタイルの変化によるストレスをなるべく低減させる方向性。
TULALA自体の旅のコンセプトにも繋がりますが、それよりも実際の現場の紡ぎ出す、一瞬一瞬の変化に翻弄されながらも対応し、ずっと学び続けていけること
こそが大切だ、と考えています。

リップに水を掴ませる、粘りのあるトウィッチロッド

鈍く設定した竿に、最低限どのような性能を持たせるか、からこの竿の設計は始まりました。
まずティップは他社のように繊細ではなくなったため、感度はガイドセッティングに委ねられます。
一旦PE専用設計でおなじみのストローセッティングに振り、得られる最大の感度を少しずつ削りながらフロロやナイロンでのキャストが可能なレベルまでガイドのサイズや種類、位置をつけた上で、合格点に達するブランクスを再度設計します。
懐かしい曲がり、に最新のパーツ。まさにツララロッドらしい性格の渓流ロッドになれたと感じます。

これらガイドの再設定から、もちろん従来の流行よりも緩いカーブのブランクス設計を使用できるため、キャストの曲がり、粘り、強さに関しては単純に理想が追求できました。
そのほかのブランクスの特化ポイントしては水の掴み、だけです。キャスト後のワンアクションから泳がせるためにややソフトなティップを持たせ、水流に負けない範囲で多くのミノープラグやスピナーの立ち上がりをあと押しします。
 

仕様

■Action:R
■Length:( ft )5'2"
■Folded Length ( cm ):140
■Rear Grip Length ( cm ):10.5
■Rod Wt. ( g ):66
■Mono Line ( lb ,MAX ):〜4
■PE ( # ,MAX ):0.6
■Cast Wt. ( g ):〜5g

スタッフレビュー

最初の一本、最後の一本 小川健太郎

私が日本での釣りに向き合って取り組みはじめたのが渓流だった、という単純な理由からですが、渓流の竿、タックルに関してはずっと追い続けていましたし、どうしても成立できない悩みがありました。
使いやすい曲がる竿、そして感度とキレのある竿の違いです。もちろん渓流用なのでそれなりにどちらも柔らかいし、昔の竿を触らなければ最新のもので落ち着いていたとは思うのです。

しかし、これらは常に真反対に位置するかのごとく存在し、いつも最終的には旧来型と言えるような、使いやすい竿を手にするようになりました。 ベテランの方や歴の長い方ほどその傾向が見られると感じています。もちろん記憶の改変や最初の頃に手にした竿が忘れられない、というのもあるのでしょうけれど、トラウトに関して長期で見れば、 確実にバイトが減ってバラシが増えたように感じるのです。実際そんな顕著な違いは起きていないはずなのですが、昔のタックルに戻すとやはりキャッチできる。一種のスランプのような状態です。

これがあって、ツララを始めた時点から新しい渓流ロッドに着手したにもかかわらず11年もダラダラと先延ばしになってしまいました。大きな転換点はやはりガイドセッティングの考え方。 ハーモニクスのシリーズに携わって頂いた前田氏のストローガイドセッティングの考え方により、もっと旧来寄りの感度の緩い設計でも、最低限の感度が出せることを教わったのです。

ここから停滞していた開発の空気は一気にトラウト、いや渓流ロッドへと流れ込んで行きました。目指したのは渓流釣りの最初の一本であり、その後のキャリアで手にするであろう他社の専門ロッドと 併用してもらえる予備ロッド。そして家族に使ってもらうサブロッドを経て、最後に振り返って一番だった、と感じてもらえるような、釣り人生で一番のお気に入りの竿。 大げさに見えますが、最終プロトモデルが上がって手にして水色のカーブを眺めた時、そんな一本になれるような気がしたのです。( ツララHPより )

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